七五三の着物は使わなくなったけど思い出もあるし、売ったり譲ったり作り替えるのも惜しいという人もいらっしゃるかと思います。
1つの人生の一部として残しておきたいなら、長期保管する方法もあります。
この記事では、七五三の着物を長期保管する方法を解説します。
着物を長期保管する方法
着物を保管する場合の汚れチェック!
七五三の着物を保管する際は、まず汚れチェックします
せっかく綺麗な着物でもあちこちにシミや汚れがあると、今度また取り出して見た時に凄く残念な気持ちになりますよね?
仕舞う前には、必ず着物の衿や袖、裾、裏地、そして帯などの小物に至るまで細かく汚れチェックをしましょう。
着物を長期保管する時は汚れを落とす
シミ汚れがある場合
シミ汚れがある場合は、
中性洗剤を水で薄めて布または綿棒に浸してシミ部分を叩くようにして汚れを浮かせます。
そして新しい布または綿棒にぬるま湯を浸して、
シミ部分の汚れを拭き取り最後に乾いた布で水気を吸い取ります。
その後は、日陰で十分に乾かして終わりです。
油性の汚れがある場合
口紅など油溶性の汚れの場合は、
着物の裏からシミ部分にタオルを当てます。
そしてガーゼや綿棒でベンジンを使って、叩くように染み込ませていきます。
ベンジンを使うことで油溶性の汚れを分解します。
そのあと、新しい布でベンジンを吸い取り、
水を霧吹きのボトルに入れてシミ部分に吹き付けて陰干しします。
これで完了です。
汚れが綺麗に取れただけでも、着物は十分に長持ちします。
着物を長期保管する場合は定期的な陰干しをします
汚れをしっかりと落として乾燥させた後は、
1ヶ月に1度は定期的に着物を取り出して、
着物用ハンガーなどに掛けて、
風通しの良いところで陰干ししてあげてください。
定期的に着物に風を通してあげることで、
乾燥剤では取り切れない湿気も綺麗に乾かすことができます。
カビを防ぐ効果もありますので、是非これはやっておきたいものです。
綺麗な状態で保管できていると、売れたり貰ってもらえる可能性があるかも知れません。
また買取に出す場合も、綺麗な着物は割と高値で買い取ってもらえることもあります。
いずれにしてもマメに手入れして保管はしておきたいですね。
一般的に買い取りに出す場合3歳~7歳までの子供の着物は、用途が限られるために比較的安価で買い取られるので、あまり需要がなく注意が必要だったりします。
レンタルでも扱っているので購入する人が少ないということもあり、ますます需要はないものです。
しかし、長期に渡って保管しておいてもとても状態の良い物については決して安価になるとは限らないので、小まめにケアして大切に保管しましょう。