おにぎりはお弁当やちょっとした小腹が空いた時などに、手軽に食べられるご飯の美味しい食べ方の1つです。
ちょっと塩味が効いたおにぎりに海苔を巻いたり、梅干しや昆布などをおにぎりの中に入れたりすると、それだけでもとっても幸せな気持ちになりますよね?
しかし、そんな美味しいおにぎりも冷めると乾燥してしまいますよね?
ちょっと固くなったり、食べた時パサパサしてとても残念な気持ちになります。
そこで今回は、おにぎりを乾燥させずに冷ますコツや、ラップに包むのは冷める前が良いか?冷めてからがいいのかなどをご紹介したいと思います。
おにぎりを乾燥させずに冷ますコツは?

おにぎりが乾燥するのは、炊き上がった時にご飯に含まれていた水分が水蒸気となって蒸発していきます。
炊き上がりのご飯から湯気が出るのは、水分が蒸発している状態です。
この湯気が出なくなった時、ご飯の熱が冷めているので蒸気が上がらなくなる訳ですね。
しかし、蒸気が出なくなってもご飯をそのまま置いておくと、見えない水分が出ていて更に乾燥することになります。
その状態が続いて、最後にはカチカチに硬くなったりするのです。
そうなると、乾燥を防ぐためにはこの水分を蒸発させないようにするしかありません。
蒸発させないようにするには、温かいうちにラップなどに包んで水分を閉じ込める必要があるのです。
しかし、当然ですが温かいうちにラップで包むとラップに水滴が付いている時がありますよね?
実は、あれもせっかく美味しく炊き上がったご飯を傷める原因になってしまいます。
では、どうすれば?

こういう場合は、ラップに包んだおにぎりをすぐにお弁当箱など容器に入れないでください。
ラップに付いた水滴を防ぐためには、以下のようなコツがあります。
【コツその1】まな板にのせる
温かいおにぎりをラップに包んだら、容器に入れる前に木のまな板の上に乗せておいてください。
そうすることで、ラップに付いた水滴が木のまな板に吸い込まれていくので、おにぎりの乾燥をふせぐことができます。
【コツその2】キッチンペーパーか布巾をかぶせる
ラップで包んだおにぎりの上から、キッチンペーパーか布巾どちらでも良いのでおにぎりの上からかぶせます。
ペーパーや布巾で包まなくていいので、ふわっとかぶせるだけでいいです。
そうすることで、おにぎりの粗熱を取りながらおにぎりの表面の乾燥をふせぐことができます。
【コツその3】米油を入れる
ご飯を炊く段階の時に、米油を少し入れて炊いてみてください。
これだけでも乾燥しにくくなります。
【 コツその4】 アルミホイルで包む
おにぎりをラップに包む他には、アルミホイルで包むのもコツの1つです。
アルミホイルなら、直射日光が当たっても程よい日よけになります。
おにぎりをラップに包むのは冷める前?冷めてから?

おにぎりを作ったあとお弁当箱など容器に入れても、比較的早く食べるという場合は何も巻かずにそのまま入れても大丈夫ですが、4時間以上置く場合はやはり乾燥をふせぐためにもラップや先の章で紹介したようにアルミホイルで包むという方法が乾燥せずに美味しくおにぎりが食べられます。
今までお話してきた流れでいくと、おにぎりは冷めてからラップに包むより温かいうちにラップに包んだ方が良いということが分かりますよね?
その通り!おにぎりは温かいうちに握って、ラップに包む方が乾燥させずに美味しく食べることができます。
しかし、気を付けたいのは炊き立てのアツアツではない方がいいです。
アツアツだとまず熱くて握れない!ということもあるでしょうが、それよりもアツアツで包んでしまってお弁当箱に入れてしまうと、おにぎりが早く傷んでしまいます。
傷めたくはないが、乾燥もさせたくないですね。
こういった場合は、炊き上がったご飯をボールなどの器に移し替えて、お寿司を作る時みたいにうちわなどで軽く仰ぎながら混ぜて、ご飯の粗熱を取るようにしましょう。
乾燥させたくない訳ですから、ここでも冷まし過ぎないように注意してください。握れる程度まで冷ませばいいのです。
アツアツでも痛みますが、冷まし過ぎても菌の繁殖を助ける結果になってしまいますので、ほどほどに冷ますことを覚えておきましょう。
そしてあとは、これまでご説明したようにラップやアルミホイルで包んでさらにやるなら木のまな板で水分を吸収させたり、キッチンペーパーや布巾を被せたりして水滴が垂れないように工夫したのち、お弁当箱に入れるようにします。
こうすれば、おにぎりを広げた時ふっくらと美味しいおにぎりが食べられますよ!