炊いたご飯が余ってしまった場合は、お茶碗に1杯ずつ小分けにして冷凍する人も多いと思います。
特に、これから夏の暑い時期は炊いたご飯をそのままにしておくとすぐ傷んでしまう心配がありますから、冷凍保存は必須ですよね?
しかしふと、ご飯って冷凍するときは冷ますのかな?冷まさない方がいいのかな?と思った事はありませんか?
それにラップで小分けにした場合、ラップの匂いがご飯にうつってしまいそうで嫌ですよね?
そこで今回は、ご飯を冷凍するときは冷まさない方が良いのか?ラップは使わない?匂いうつりしない保存方法を見ていきます!
ご飯を冷凍するときは冷まさないのがコツ?

ご飯を冷凍するときは、冷まして冷凍か?冷まさないで冷凍か?これって意外と知られていません。
知らないというより、「なんとなく食事が終わったあと余ったご飯はもう冷めてしまっているし、丁度いいからそのままラップで小分けして冷凍する」という人や、「冷めたご飯を冷凍すると解凍した時、パサパサになってて美味しくないから熱いうちにラップする」という人もいて、その時の状態や考え方でどちらかに分かれているみたいですね。
かくいう私も後者のタイプで、実際冷めてから冷凍したこともあるのですが、次回解凍してみたらパサパサになっていて美味しくなかったのと、熱い方がご飯が崩れずにラップで包む時にまとまりやすいというのもあって、私は熱いうちにラップする派です。
どちらが正しいかというのは正直考えたこともなかったのですが、正解はどちらだと思いますか?
実は、ご飯は「冷まさないで冷凍する」のが正解なのです!
炊き立ての熱いご飯からは、白い湯気が出ていますよね?あれは、ご飯の水分が蒸発している状態なんですね。
蒸発してしまうと水分がなくなる訳ですから、冷めたご飯を冷凍すると水分を含んでいないご飯なので、解凍しても水分がないからパサパサになるのです。
ですから、ご飯は炊き立て或いはできるだけ熱いうちに包む方が水分を失わずに解凍した時でも、ふっくらしたご飯が食べられるのです。
しかし「冷まさないで冷凍」と言っても間違えないでほしいのですが、熱いままラップで包んですぐ冷凍庫に入れてはダメですよ!
冷凍庫に入れる時は、ラップに包んだご飯が冷めてからでいいのです。
そこは冷めてからでも大丈夫です。
なぜなら、水分をたくさん含んだ状態で包まれているので冷めても水分はご飯に残ったままですから心配いりません。
それに熱いまま冷凍庫に入れてしまうと、冷凍庫の中の温度が急激に上げられ、冷凍庫はそれを冷やそうとエネルギーを使いますから、電気代が跳ね上がります。
それにそんなことしていたら冷蔵庫自体が故障する原因にもなりますから、熱いまま冷蔵庫や冷凍庫にものを入れるのは、絶対やめてくださいね!
冷蔵庫も冷凍庫も熱いものを冷やすということは想定して作られていませんから、間違えないようにしましょう。
冷凍ご飯にラップは使わない方がいい?匂いうつりしない保存方法は?

ご飯を熱いうちにラップに包めば水分を含んだ状態で冷凍できるので、熱い状態でラップに包みましょうとお話しました。
しかし、ここで気になるのは解凍したご飯を広げてみるとなんだか嫌な臭いがするということありますよね?
ラップ特有のビニール臭いというか、そんな風に感じたことがある人も多いのではないでしょうか?
「ラップを使わない方が良いんじゃない?」と思ってしまうと思いますが、これはラップが悪い訳ではありません。
ラップでご飯を包むということ自体は、なんの問題もないのです。
もともと食品の保存用に作られたものなのですから、極めて正しい使い方です。
ただ着目してほしいのは、そのラップの素材にあります。
ご飯にラップの匂いが移ってると感じたとき、そのラップは密着力が弱い100円ショップとかで売っているようなお安いラップではないですか?
ラップの密着力が弱いと、食品を包んでもしっかり密封しません。ですから、どこか隙間が空いてしまって、そこから水分が逃げたり冷凍庫内の匂いが移るということにもなるのです。
ラップにご飯を直接包む場合は、密着力の強いラップを使ってみてください。
これはご飯を包んだ時も、しっかり密封しますから水分が逃げませんし、庫内の匂いが移ったりラップの匂い自体もしないものです。
一度試してみてください。
下記のようなタイプのものは、密着力が高いです❣
お値段は、他のラップよりお高めですが、冷凍ご飯にはおススメッ!(^^)!
冷凍用・普段使い用と使い分けるといいと思います!(^^)!
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★または、ご飯の保存にはラップ以外に、保存用容器で保存することもできます。