台風が近づくと、テレビの天気予報で、宇宙から天気の様子を観察してくれる気象衛星が撮った写真が出てきますね。
その衛星写真を見ると、台風ってやっぱり雲が作った大きな渦なんだ!という事がよ~っく分かります。
そして、その渦の中心にぽっかりと目のような穴があいているのが分かります。
この穴が、「台風の目」です。
この「台風の目」である、台風の中心の天気はどうなっているのでしょうか?
台風の中心なだけに、大雨?大風?なのでしょうか?
この記事では、「台風の目」の中のお天気がどうなっているのかをご紹介します。
台風はどこでどうやって生まれるの?

台風は、赤道付近の暖かい南の海で発生した雲が成長することで生まれます。
海の水は、太陽によって温められると蒸発します。
その時にできた水蒸気は空気より軽いため、空の上にあがっていき、雲になります。
海の水は、た~っくさんあるため、水蒸気がどんどんでき、雲はどんどん大きくなります。
大きくなった雲は、地球の自転の力が影響して、渦を巻き始めます。
たくさんの雲が出来ると、渦をまくスピードもどんどん速くなります。
その渦の勢いで、水蒸気がさらに集まるため、さらに雲が大きく成長して台風になるのです。
台風の中心の下のお天気ってどうなってるの?

答えを先に言ってしまうと、台風の目の下は穏やかな天気になります。
台風の上では、雲がものすごい勢いで左回りで台風の中心(目)に向かって吹き込みながら、上に向かって流れていきます。
雲(台風)の下では、激しい雨が降り、上空(上)とは反対まわりに強い風が吹きます。
台風の中心部分では、雲が猛スピードで上空に巻き上がって、雲の壁ができます。
この雲の壁に囲まれた渦の中心である、台風の目の部分は、雲が少なく、実は風も強くないのです。
なので、台風の目が通る時、それまでの強い風雨がやみ、太陽が見えることもあるんです。
台風が過ぎ去ったのかなと勘違いしますが、そうではなく、
台風の目の下は、とっても穏やかな天気になるのです。
台風の目が通過した後は、再び、台風の暴風域に入るため、また強い風と激しい雨が降り始めます。
じゃぁ、台風の目の移動と一緒に動いて行けば、怖くないね!と息子。
いやいや、台風の目の進行方向に道路があれば、ね♪